ひな人形

ひなまつりは子供の健康と幸せを願う家族の祈りから
生まれた平安時代から伝わる伝統行事です
昔の人々は人間の災厄や穢れ、病気などを人形に
代わらせることができると信じていました

初めは紙や稲わらで作った人形に願いを込めて
お酒やご馳走を供え、お祀りして川や海へ流していました
この流しびなの行事が宮廷貴族の間で行われていた
「ひいなあそび」と一つになって次第に形を変えていきました

江戸時代中期以降は
女の子の誕生を祝い健やかな成長と
将来の幸せを願う華やかなお祭りとなり
江戸時代後期には
庶民の行事としても浸透していきました

ひな人形は立春頃から二月中旬にかけて
日の良い日を選んで飾ります
現在では新暦の三月三日に祝う事が多くなりましたが
地域によっては旧暦または四月三日で祝うところもあります